今年も残すところ一日となりました。本年も変わらぬご愛顧を賜りましたこと、社員一同心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
来年は『巳』の年。脱皮の後、大きな成長をとげるへびのように、不景気から脱却し飛躍をとげる喜びにあふれた年になりますよう、願ってやみません。
■新年は1月7日(月)午前9時より営業いたします。
新しい年も、いっそうのご贔屓を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
奈良の師走を飾る春日若宮おん祭が、始まりました。
毎年12月15日から18日まで繰り広げられる、1136年から続く日本最古の文化芸能まつりです。
その昔、洪水飢饉に苦しむ民を優えた藤原忠通が、数々の芸能を奉納して若宮神をおまつりしたところ、天下が無事に治まったことに由来する行事だとか。王朝末期から続く神事や古典芸能が、ほぼもとのままの形で継承されているそうです。
大宿所で振る舞いの『のっぺ汁』をいただきながら、行事の説明が書かれたパンフレットを読んでいました…奈良に来て二十六年、はじめていわれを知りました f(^^;
17日正午からは、各時代の装束を身につけた人々を通観できる『お渡り式』が、奈良のメイン道路を通行止めにして行われます。この日、奈良市内の公立幼・小・中学校は午後からお休みになります。子どもたちはこの『お渡り式』を見物に出かけ、ふるさとの伝統行事を体感します。
ほぼ毎月、最終日曜日に、JR奈良駅観光案内所前広場で、オーガニックにこだわった農産物や製品をを販売するマーケットが開かれます。
弊社のお客様のレ・カーセさんも、オーガニック野菜にこだわったキッシュを販売されています。
お天気に恵まれた連休最終日、自転車を走らせてきました。
たくさんの人で大賑わい!
今日のお昼ごはんは、風舎というお店の“体ポカポカお弁当(体を内側から温める食材がいっぱい)”とレ・カーセさんの“安納芋とくるみとクリームチーズのキッシュ”です。
食欲の秋・・・ですf(^^;
※吉野から原木椎茸の販売に来ていた新鮮しいたけの岡本さんから、しいたけはオーブントースター等で軽く(ひだが少し黄色くなるくらい)焼いてから煮物などにつかうと、味も香りも格段に美味しくなると豆知識を教えてもらいました(^^)v
保存修理現場に入り、東塔を間近で見ることができます!!
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黒く見える部分の内部がスロープになっていて、歩いて上ることができます。
内側から見るとこんな感じです→
奈良県の文化財保存事務所の方が、保存修理工事の経過状況をお話ししてくださいました。
現在、上層階から屋根の瓦を一枚一枚外す作業をしているそうです。
最終的には、すべて解体、更地にして地下の発掘調査をした後、塔を修復・復元するのだとか・・・六年かかるということです。
奥の方に明るく光って見えるのが、一階部分の心柱です。江戸時代の大修理で沈下による傾きを修復するために、心柱の下部に1メートルの石柱が継いであるそうです。クレーンも重機もない時代、どうやってそんな大工事をしたのでしょう・・・
(人力で足場を組み滑車などを使っての工事だったそうです。すごい!)
最上階(七階部分)の心柱・・・九輪の上部に木の柱が見えています。実際はその部分に飛雲の中に二十四人の天人が舞う装飾が施してある水煙が取り付けてあります。
この高さから西塔を眺めることは、二度とないでしょうね。貴重な体験ができました。
最後に、薬師寺の職員の方のお話を聞くことができました。
「長い歴史の中で、落雷や火災で塔が消失することはあったが、地震で倒壊したことはただの一度もありません。日本建築は、先人の知恵を絞った素晴らしいものなのです。」
余談として…「東日本大震災の時、東北を襲った津波は金堂(講堂?)と同じ高さです。東海・東南海大地震で予測されている津波は、この塔と同じ高さです。実際の物と具体的に置き換えてみると、その凄まじさが更に実感できます。」
なるほどです。
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